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鳴戸親方的心

この度は報道等でもご承知のごとく、相撲協会は一連の無気力相撲の問題で未曾有の混乱を招いております。数ヶ月前の野球賭博がやっと終焉を迎え、新たに出発を期したものを再び難解なことがおこりました。相撲協会もこの難局に必死に対応し、賢明な道を模索し、動いております。差し当たり、間近に迫った三月大阪場所を相撲協会は開催中止と決断いたしました。

私どもご後援いただいている皆様に日頃の稽古の成果をあますところなく発揮するべく思いでおりました。誠にもって慙愧の念に堪えません。解決しなければならぬ問題を先送りし、大阪場所開催することはあらゆる方面に対しての影響を鑑みて断腸の窮極の判断と考えております。

一月場所が終わり、鳴戸部屋は次の大阪場所に向けて目標がありました。関脇・稀勢の里にもう一段上の地位を目指し、横綱・白鵬の連勝を止めたことでの白鵬の面目と名誉と稀勢の里の夢の実現のための避けられぬ勝負がありました。若の里も勝ち越し、幕内上位に浮上して参りました。若手の高安は、連続勝ち越しをし、幕内昇進がかかる大切な場所でありました。幕下の隆の山は、人生を賭けての十両への挑戦の場所でありました。しかし、ことここに至っては無念この上なくも、憤怒の心を鍛錬に代えて、来る本場所に思いを馳せ、鳴戸部屋一丸となり力士の本分をしっかりとわきまえ、心身の鍛練を怠りなく満を持して奮闘する姿をぜひ見てほしく思います。

本日は三月大阪場所の中止のご報告をいたしました。
一日も早く協会再建に向け、親方として雨降って地固まるを信じ、前へ進みます。